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映画『ミッドナイトスワン』感想:切ない愛が芽生えた物語

ずっと観たいと思っていた映画『ミッドナイトスワン』をAmazonPrimeVideoで観ました。
この映画は2020年に公開されたのですが、3年経った今でもTOHOシネマズ日比谷で毎週水曜日に上映されているという記事を読んだことで思い立って観ました。

映画を観る前はなるべく人の感想を読まないように、予告のみの知識で観たいと思って観たので私の率直な感想です。

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あらすじ

草彅剛演じるトランスジェンダーの凪沙(なぎさ)は、新宿のニューハーフのショークラブで働いている。広島に住む母親からの依頼で、育児放棄された従妹の娘、一果(いちか)を預かることになる。母親の愛情を受けずに育った一果、そんな一果の対応に戸惑う凪沙。しかし、一果がバレエを習い始めることで凪沙の心に変化が起きる…。

感想

正直、とても悲しく重い映画だと思いました。とくに後半はけっこう辛いシーンが多かった。
午前中に観たのですが、その日一日引きずってしまうほどでした。
その後も、頭の中を印象的な音楽が流れて、思い出しては胸が締め付けられる思いがします。
私、精神的に弱いです…。
この記事も思い出しながら書いていますが、実際は何日もかけて書いてます。

一果

そんな物悲しい話の中でも、一果役の服部樹咲さんのバレエを踊る姿はとても美しかったです。
撮影当時は14歳?くらいだったのでしょうか?
内田英治監督がオーデションで早々に「この子だ!」と思われたそうです。
その通りに彼女の演技、踊りは初々しくもあり力強いものでした。

凪沙

草彅剛さんは、この作品で2020年の日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を取りました。
その賞にふさわしい演技で、話し方、歩き方、仕草など草彅さんではなく「凪沙」でした。

終始目が離せない重い内容の中で、ほっとした場面が凪沙と一果が食卓を囲む場面です。
この時には凪沙も一果もお互いに打ち解け始めていました…。

凪沙のトランスジェンダーという問題だけでなく、他にも心の問題を抱えた人たちが出てきます。
映画を観終わった後、トランスジェンダーについて気になったことを少しネットで調べました。
それだけではとても理解したとは言えませんが、知らないでいるより少しでも知ることができたことは大きかったです。

音楽

映画の中で流れる渋谷慶一郎氏の曲が切なく印象に残ります。
”Midnight Swan”というピアノ曲なんですけど、いっそう悲しい気持ちにさせられます。
ピアノがあったら練習して弾いてみたい。

最後に

私は言葉にしてその感想を書くのが下手なので、うまく伝えられていないと思いますが、とても良い映画なので多くの人に見てほしいです。
ただ、けっこう内容が重く、ショッキングなシーンもあることを知った上で観る方が良いかと思います。

本が出ているようなので、映画だけでは疑問に思っていた部分もわかりそうなので、機会があったら読んでみたいと思っています。

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