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原田マハ『リボルバー』をKindle本の読み上げ機能で聴いた感想

私がクロスステッチをしている時は、radikoでラジオを聴いたり、AmazonのKindle本を読み上げ機能で聴いたりと、手を動かすのと同時に耳を働かせていることが多いです。
昼間のテレビはほとんど観なくなりました。

先日、原田マハさんの『リボルバー』という小説をKindle本で買い、読み上げ機能で聴いたので感想を書いておきます。

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原田マハさんの小説

原田マハさんの本は今までに『翼をください』と『さいはての彼女』、『楽園のカンヴァス』を読んだり(Kindle本を)聴いたりしたことがあります。

原田マハさんというと、キュレーターでもあるので画家を題材とした小説が多いのですが、『翼をください』と『さいはての彼女』はアート系ではありません。

そして『楽園のカンヴァス』と『リボルバー』は画家を題材とした小説です。

他にもたくさん原田マハさんの本は出ているのですが、これまで読んだ本に出てきた女性は、芯の強い、しっかりとした女性が多いような気がします(あくまで私の見解です)。

小説『リボルバー』

では、小説『リボルバー』についてです。

あらすじ

簡単なあらすじは、フランスはパリの小さなオークション会社で働く高遠冴のところに、サラという画家を名乗る女性が錆びた拳銃(リボルバー)を持ち込み、出品を依頼します。
そのリボルバーはゴッホの自殺に使われたものだと言うのです。
とりわけゴッホとゴーギャンについて詳しく研究をしている冴にとっては衝撃的な依頼で、調査するためゴッホゆかりの地を訪れることになります…。

事実かのように引き込まれる

私は、ゴッホやゴーギャンについては絵を見たことがあるくらいで、ゴッホについては耳を切り落としたり自殺したなどの断片的なことしか知りません。
ゴーギャンもタヒチに住んでいて、タヒチの人らしい人物が描かれた絵が浮かぶくらいです。

原田マハさんの小説には、史実を元にしたフィクションがいくつかあり、この『リボルバー』もそうなのですが、読んでいるとこれが事実なのではないか思わされるところがあります。
事実はわかっていないこともあるので、小説だと割り切って読む必要があるのですが、それでもけっこう引き込まれてしまうのは、原田マハマジックなのでしょうか?

ゴッホ お墓
小説にも登場するゴッホと弟テオのお墓(Pixsabayより)

小説としてはとてもおもしろく、謎を解くようにゴッホゆかりの地に赴く冴たち、サラとリボルバーの関係がわかった時のスッキリとした感じなど興味深く読めました。

ゴッホとゴーギャンが共同生活をしていたことは事実のようですが、実際の彼らの関係がどうであったか?も小説とともに想像をふくらませることができます。

Kindle本の読み上げ機能について

Kindle本の読み上げ機能については、ロボットがしゃべっているようなので慣れるまでは違和感があると思います。
しかし、慣れれば読み上げの速さを速くして聴くこともできます。

ただ、フリガナを読まないのか、実際に本を見ると読み方が違っている場合があります。
他の本では、漢字で書かれた登場人物の名前を間違って読んでいました。
これはちょっとがっかりな部分なのですが、やはり聴いているだけで本の内容がわかるというのは便利です。

オーディオブック(オーディブル)だと読み間違いは無いのでしょうが、全ての本がオーディオブックになっているわけでもありません。(この『リボルバー』もオーディオブックにはなっていません。)
それに、オーディオブックってお値段が高いのです。

読み上げ機能で、読み方が違う場合は自分で訂正できて、その後は訂正通りに読み上げてくれるようになればいいなぁと思います。

まぁ、そんなことが可能になる未来もそう遠くはないと思います。
ここ数年のIT技術の発展はものすごい速さで進んでいるように感じるからです。
ただ、便利なのは良いことですが、それと同時に何かが欠けてしまうのは否めないというのも感じます。

最後に

何だか最後は話が逸れてしまいましたが、原田マハさんの小説『リボルバー』をKindle本の読み上げ機能で聴いた感想でした。

耳で本を聴きながらステッチするのは楽しいので、読み上げ機能が充実するかオーディオブックがもっと安く購入できるといいなぁと思います。

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